Home

SPring-8夏の学校

SPring-8は世界トップレベルの高輝度X線が利用できる大型放射光施設です。SPring-8では、物質科学・エネルギー科学・生命科学・環境科学・素粒子物理などの幅広い研究活動が行われており、基礎科学から産業応用にまで至る多くの分野で成果が生み出されています。また、キャンパス内ではX線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLAも稼働しており、最先端の研究が行われています。

『SPring-8夏の学校』は、大学院修士(博士前期)課程の学生を対象に、次世代の放射光利用研究者の発掘と育成を目的として2001年より毎年開校され、今年で26回目となります。SPring-8で活躍する最前線の研究者による講義と実習を組み合わせて行うことにより、放射光の原理と利用研究の基礎を学ぶと共に、放射光を使う実習によって最先端の実験を体験し、またSACLAについても学ぶことができるようカリキュラムが準備されています。

校長からのメッセージ

本年度、SPring-8夏の学校は第26回を迎えます。この長い年月の中で、本夏の学校は、放射光科学を初めて学ぶ多くの学生を迎えてきました。その積み重ねの中で得られた経験と工夫が、現在の夏の学校のプログラムには随所に生かされています。

SPring-8は、世界でも有数の高性能な放射光施設として、幅広い分野の研究を支えてきました。しかし、そこで行われている研究や技術は、決して「特別な人だけのもの」ではありません。本夏の学校では、放射光がどのように生み出され、どのように整えられ、どのように測定へとつながっていくのかを、基礎から丁寧に学びます。実際の装置を前にしながら学ぶことで、最先端の研究現場が、少しずつ身近なものとして感じられるようになるでしょう。

現在、放射光を取り巻く環境は大きな転換期にあります。新しい光源の稼働、そしてSPring-8-IIへの進化により、今後、研究の可能性はさらに広がっていきます。本夏の学校で得られる経験は、こうした変化を「遠い未来の話」ではなく、「自分自身が関わる研究」として捉えるきっかけになるはずです。

そして、SPring-8夏の学校が大切にしてきたもう一つの柱が、人と人とのつながりです。分野も所属も異なる学生が、同じ場所で、同じ光を前にして学び、語り合う。その中で生まれる何気ない会話や議論が、新しい視点や発想、そして将来の仲間との出会いへとつながっていきます。ここで出会った仲間は、研究生活の中で、きっと心強い存在になるでしょう。

26回の歴史の中で育まれてきたSPring-8夏の学校は、知識や技術を学ぶ場であると同時に、研究者として歩み始める皆さんが、一歩踏み出すための場所でもあります。

この夏、SPring-8で、新しい知識と出会い、そして仲間とのつながりをぜひ見つけてください。多くの学生の皆さまの参加を、心よりお待ちしています。

令和8年4月吉日
第26回 SPring-8夏の学校 校長
東京大学 物性研究所 教授
附属極限コヒーレント光科学研究センター 軌道放射物性研究施設(ISSP-SOR)
原田 慈久

■ ポスター

■ 応募要項

主催:
兵庫県立大学理学部・大学院理学研究科
関西学院大学理学部・工学部・生命環境学部・大学院理工学研究科
岡山大学
大阪大学蛋白質研究所/核物理研究センター/大阪大学・理化学研究所科学技術融合研究センター
茨城大学大学院理工学研究科
東京大学シンクロトロン放射光連携研究機構
島根大学
理化学研究所 放射光科学研究センター
日本原子力研究開発機構 物質科学研究センター
量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
後援:
特定放射光施設ユーザー協同体(SpRUC)
開催日程:
2026年7月5日(日)〜 8日(水)

スケジュール
開催場所:
大型放射光施設SPring-8
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1 (播磨科学公園都市)
カリキュラム概要:
講義概要(7科目)
実習概要(27件の実習課題より2テーマを選択)
レポート提出:
夏の学校終了後に講義7科目の内2科目、実習2科目の内1科目、合計3科目を選択してレポートを提出していただきます。
参加費:
無料
(但し宿泊費・交通費・食費は自己負担)
定員:
80名程度
定員以上の申し込みがあった場合、登録内容をもとに選考させていただきます。
参加対象:
■ 大学院修士(博士前期)課程の学生
(人数に余裕があれば学部4年生等も受け入れます)
■ 参加に際してはSPring-8における放射線業務従事者等の登録手続きが必要です。
■ 主催大学の推薦枠あり(詳細は下記の「主催大学の推薦について」をご確認ください。)
参加登録:
参加登録は締め切りました。
参加登録 受付期間:
2026年4月6日(月)〜 5月13日(水)12時まで
参加についての注意点:
*** 参加に際しては必ず所属研究室の教官の許可を得てください ***

①夏の学校ビームライン実習に参加するためには、SPring-8における放射線業務従事者等の登録手続きが必要です。所属機関に放射線取扱主任者がいる場合といない場合で手続き方法が異なりますので、事前の確認をお願いします。また、いずれの場合も電離放射線健康診断の受診等、お手続きに時間を要する場合がありますので、予め所属機関にて必要な手続きをご確認ください。
【参考:国立研究開発法人理化学研究所 播磨事業所 安全管理室 放射線管理受付

②夏の学校開催期間中の怪我の補償、対人賠償・対物賠償等に備え、参加者は所属大学において「学生教育研究災害傷害保険」および「学研災付帯賠償責任保険」、または これらと同等の保険に加入していることが必須です。詳細につきましては、在学中の大学窓口でご確認ください。

③夏の学校開催期間中、SPring-8内の宿泊施設はツイン、シングルを選択していただくことが可能です。参加登録の際にお知らせください。遠方からお越しの場合は開校日前日からの宿泊をお勧めします。
<ご利用料金> シングル:(2,000円/日)、ツイン:ルームチャージ方式(3,000円/日(1室))

④講義資料をダウンロードしたノートパソコンまたはタブレット端末をお持ちください。
主催大学の推薦について:
主催大学からの推薦については各大学の担当教官にお問い合わせください。
兵庫県立大学 [対象]大学院 理学研究科
[対象]理学部4年生(大講座横断プログラム履修者に限る)
[科目]放射光特別実習
[担当]篭島 靖(かごしま やすし)
関西学院大学
大学院理工学研究科
[科目]物理学特殊講義IV、ナノ物性特殊講義II
[担当]藤原 明比古(ふじわら あきひこ)
岡山大学
大学院自然科学研究科
[科目]放射光科学実習
[担当]横谷 尚睦(よこや たかよし)
東京大学
シンクロトロン放射光連携研究機構
[担当]木村 隆志(きむら たかし)
大阪大学 蛋白質研究所 [担当]栗栖 源嗣(くりす げんじ)
茨城大学
大学院理工学研究科
[科目]SPring-8特別実習
[担当]山口 峻英(やまぐち たかひで)
島根大学 [担当]尾原 幸治(おはら こうじ)
※兵庫県立大学 理学研究科、理学部4年生(大講座横断プログラムを履修する場合に限る)(科目名:放射光特別実習)、関西学院大学 大学院理工学研究科(科目名:物理学特殊講義IV、ナノ物性特殊講義II)、岡山大学 大学院自然科学研究科(科目名:放射光科学実習)、茨城大学 大学院理工学研究科(科目名:SPring-8特別実習)では、スクール終了後に提出されたレポートを履修単位として認定する際の採点対象とします。詳しくは各大学の担当教官にお問い合わせください。
受講証明書:
受講証明書の発行が可能です。必要な方は受付の際に事務局までお申し出ください。
参加者の声:
第25回(2025年度)の参加者アンケートより

■ SPring-8秋の学校について

日程や放射線業務従事者登録に問題があってSPring-8夏の学校の参加が困難な方は、SPring-8秋の学校(8月開催予定)への参加についてもご検討下さい。6月頃に参加募集を開始する予定です。
昨年のSPring-8秋の学校開催要領は以下のようになっています。
第9回SPring-8秋の学校2025

■ 問い合わせ先

SPring-8夏の学校事務局
公益財団法人高輝度光科学研究センター 利用推進部
青木・濱本
e-mail:2026summerschool@spring8.or.jp
TEL:050-3502-3763